災害は前触れもなく、突然起こります。普段の生活の中で経験したことのない状態となり、誰もがパニックに陥ります。
そうならない為に、日ごろから地域・職場・学校などの防災訓練に参加し、災害時の行動を確認しておくことで、少しでも落ち着いた行動を取れるようにしておきましょう。
ここでは、市内で行われている防災訓練をいくつかご紹介します。
防災訓練【保育園】
- 施設名 社会福祉法人 小杉福祉会 あいあい保育園
- 実施日 平成27年12月24日
- 参加人数 100名(0歳から5歳園児、職員)
- 災害想定 地震→地震による火災発生
- 訓練概要 子供たちには、自分の大切な命を守るために真剣に取り組んで欲しいという思いから、“本当に地震が起きた!”“本当に火事が起きた!”“本当に不審者が来た!”という想定で、訓練と伝えずに常に本当のこととして「いざ」という時に役に立つように、緊張感と臨場感を持って毎回取り組んでいる。
また、職員も日本の宝である子供たちの命をいかに守るかという責任感を持って、本番さながらに取り組んでいる。 - 訓練内容
① 普段どおりに園児が遊んでいる中、各クラスで時間を合わせ、先生が大声で叫んだり、壁を力強く叩いて「地震発生」を知らせる。
② 園児は、自分のいる場所で「体を守る行動」を取る。
机の下に潜ったり、座布団、本、バケツなどで頭を守りました。 |
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机など潜るところが無い場合、ダック(※)のポーズで身を守ります。 ※英語でダック(duck)は「あひる」の意味と、「身をかがめる」という意味があります。 つまり、「ダック」のポーズは、身をかがめて頭を守るという行動になります。 |
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トイレに行っていた子は、日ごろの避難行動がしっかりと身についていて、近くの机の下に避難しました。 |
③ 地震により、調理室から火災発生。
※「避難案内放送」あり
④ 揺れが止まった後、クラスからの「脱出訓練」を行う。
園児同士や小さいお友達の手をひいて、避難する「誘導訓練」も同時に行いました。 女の子は小さいお友達に「○○ちゃん 一緒に行こう だいじょうぶ」と声掛けをしていました。 先生から園児へクラス内の散乱した様子を説明し、安全な通路を見つけて出口へ避難しました。 |
⑤ 避難先で、「安否確認訓練」(人数報告等)を行う。
※調理室火災「消火報告」あり。
この日の地震訓練では、ガラスなど散乱物は無かったが、もし散乱物があった場合は、どうなるか… 想像のつかない園児たちに、給食の時のゆで卵の殻をガラス片に見立て、ビニールで覆った上を歩いてもらいました。 |
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また、散乱物があった場合、机を裏返したり、じゅうたんなどを敷いたりして避難する場合もあることなど、避難通路の確保についても説明しました。 |
⑥ 先生から園児へ、棚の「転倒防止」を説明。
棚を鎖で止めてあるのは、なぜだろう? 棚が倒れたらどうなるだろう? 廊下はどんなことになるだろう? |
⑦ 避難度、各クラスに戻り、自分たちの行動の「振り返り」を行う。