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防災訓練「自主防災組織①」
災害は前触れもなく、突然起こります。普段の生活の中で経験したことのない状態となり、誰もがパニックに陥ります。
そうならない為に、日ごろから地域・職場・学校などの防災訓練に参加し、災害時の行動を確認しておくことで、少しでも落ち着いた行動を取れるようにしておきましょう。
ここでは、市内で行われている防災訓練をいくつかご紹介します。
防災訓練【自主防災組織①】
- 団体名 中太閤山まちづくり地域振興会自主防災会
- 実施日 平成27年7月5日
- 参加人数 180名
- 災害想定 呉羽山断層帯を震源とする地震
- 訓練概要
中太閤山地区では、地区全体の訓練を4年ごとに行っている。全体訓練以外では、住民が地域のことをより理解できるよう、災害図上訓練DIGやHUGを行ってきた。平成27年度は今までの図上訓練を生かした実動訓練となった。 - 訓練内容
8:00 地震発生(震度7)
・消防分団の消防車が中太閤山地域を巡回(警鐘、「訓練」連呼)
<発災後、各自・各町内会での対応>
8:00 自宅内部・外回りの点検確認(電気・ガス・水道のライフラインの停止)
8:15 隣近所(各班)の状況確認
・家の外へ出る際は必ず電源ブレーカーを落とす(通電火災防止の為)
・ガス・水道の元栓を閉める
・町内の集会所等に集まり、町内会長を中心に安否確認を行う
8:30 役員 コミュニティセンターへ集合
・点呼(安否確認)が終わったらヘルメットを着用して避難所(中太閤山小学校体育館)へ移動
9:00 各町内会長・住民 町内の集会所等から、避難所へ移動
・各町内会長及び住民10名程度
・あらかじめ町内で決めたルートを通って移動
<避難所(中太閤山小学校体育館)での対応>
9:30 避難者の受付
・町内ごとに、避難者の受付を行う
・各町内の安否確認状況、被害状況を報告する
・受付終了後、各町内ごとに集合(プラカード有)
・「介護者」「負傷者」「妊婦」役を決める(貼り紙で表示)
9:30~避難所の運営
・避難所に集合した人から、「避難所間仕切り」を設置する
・非常食の準備、配布(カセットコンロを使ったアルファ米の調理)
10:00 防災講話
11:20 自主防災会長への集計報告・終了
- 訓練実施後の成果と課題
今回の訓練の重点事項は、避難ルートの確保と安否確認であった。町内会ごとに事前に避難ルートを考え、実際にそのルートを使って避難した。さらに、参加者の一部には、負傷者や妊婦役をやってもらい、避難することの大変さを実際に体験してもらった。
安否確認は、普段からの声掛けや近所づきあいが無いと出来ない。今回は全住民の安否確認は出来なかったが、次回の訓練では、より確実な安否確認が出来るようにしたいと思う。
多くの住民に防災訓練に参加してもらうには、防災意識を高く持ってもらうことが重要だと再確認し、平時から防災意識を啓発するような活動が必要だと感じた。